近年、様々なシチュエーションで人が放つ臭いによる不快感のことを表す『スメルハラスメント』という言葉が使われるようになりました。
スメハラ(スメルハラスメント)とは?
スメルハラスメントとは、
スメル(臭い)+ハラスメントを組み合わせた造語です。
- 汗の臭い
- 加齢臭
- ミドル臭
- 口臭 などの体臭
- 香水の臭い
- タバコの臭い
- シャンプーの臭い
- 柔軟剤の臭い
など、
その人が放つ様々な臭いによって、周囲の人へ不快感を与え「仕事に集中できない」「臭くて体調が悪くなる」などの支障を感じさせ迷惑をかけてしまうことこがスメハラと言われています。
セクハラを筆頭にパワハラ、アルハラ(アルコールハラスメント)などそのつもりはなくてもちょっと何かしてしまうとすぐ◯◯ハラスメント…
なんだかどんどん肩身がせまい世の中になっていきますね…
2017年夏、アイドルグループの握手会にてSKE48の村松さんにとあるファンから「会場の耐えられない臭いをどうにかしてほしい」と苦情があったそうです。
その後、村松さんはツイッターでこのように臭いケアを呼びかけました(一部抜粋)
自分の体臭は自分じゃ中々気付けません。メンバー含めて自分で気をつけないといけません!
すると、その一言のツイートをきっかけにその後の握手会ではマンダム社が握手会にデオドラントシートと制汗剤を提供し話題を呼びました。
夏の握手会のようなたくさんの人が集まる場所の臭いは強烈ですが、さまざまなシチュエーションで体臭に不快感を感じる人は多いのが現状です。
これは働いている会社でも言えることで、不快な臭いによるスメハラが今さまざまな職場で問題視されているのです。
ニオイを感じてる方も言いにくい…発生源が女性なら特に!
特にワキガの臭いの発生源が女性だと周囲の人は本人に言いにくく、
- 自分が臭ってるって気付いてないのかな?
- どういって伝えたらいいんだろう?
- 臭いケアしてないのかな?
- 「臭ってる」って言ったら傷つけてしまうかな…
- 相手が女性だと逆にセクハラなんて言われるかもしれない
と悩み、放たれるワキガ臭の不快な臭いに悩まされているが結局、指摘することができなくてさらに悩んでしまう、という事例が多いそうです。
【対策】ワキガの働き女子が職場でスメハラと言われないために
職場でスメハラと言われないためにも、できる対策を施しておきましょう。
対策1:汗をかいたらすぐ拭く(汗拭きシートや除菌ウェットシートなど)
汗はかいて時間が経過して臭いが発生します。
臭いを抑える対策としてはかいた汗は早めに拭き取ることです。
汗拭きシートは香り付きは結構、香りがぷんぷんするので私は無香料タイプを選んでいます。
無香料系でもほんのり香るので、香りがない除菌ウェットシートも汗をかいた時にさっと拭く携帯用としてよいです。
対策2:着てる服に汗をつけさせない
ワキガの臭いは汗が染みた衣類から放たれているといっていいほどです。
脇汗パッド付きのインナーやあらかじめ着る前の衣類にスプレーして臭い対策ができる衣類消臭スプレーなどを活用して、職場で着ているシャツなどの制服や私服を臭わせないように対策しましょう。
対策3:自分にあったデオドラント剤を活用
ワキガ臭で悩んでいる人は市販の制汗剤やデオドラント剤などいろいろ試してみたけどどれもすぐ臭ってしまう…と悩んでいる方も多いかと思います。
私もそうだったんですが、今まで使ってきたデオドラント剤でクリアネオクリームが一番消臭効果を感じたので、現在はクリオネアを臭い対策に活用しています。
持ち歩いていると「臭ってるな」と思った時にトイレなどですぐ塗り直せるので安心しますよ。
色々と試してみて自分に合ったデオドラント剤を有効活用してみましょう!
対策4:自分の臭いを数値化してみる
あまり自分の臭いに過剰になって神経質になってしまうのは精神衛生上良くないのですが、臭いセンサーなど自分の体臭を測定できるものを活用し、今自分がどのぐらい臭ってるか?を可視化して確認するのも一つの対策です。
「スメハラ」なんて言葉はワキガにとってツライ
ワキガの臭いを自覚してないならまだしも、自覚して毎日臭い対策してるのに臭ってしまう辛さ…
ワキガの臭いで悩んでいる側からしたら、
「こっちだって色々臭い対策してるのにどうしても臭くなっちゃうんだよ…好きで臭ってるわけじゃないんだよ!」という思いもあるかと思います。
臭いに迷惑してる側からしたら、
「手術すればいいじゃん」かもしれませんが、再発、他の部位が臭ってしまうかもしれない、傷跡、高額なお金などのリスクが怖くて、そうそう「じゃあ手術するわポチー(病院予約)」なんて出来ることではないからこそ、色々と悩んでしまいますよね。
手術以外の自分でできる対策としては、デオドラントの活用だけでなく、食事や入浴の生活面の改善、着る衣類の臭い対策などを合わせて行ってみましょう。
ワキガの臭いで悩んでいる人にとってスメハラなんて言葉は神経質になってしまうし恐ろしく嫌な言葉ですが、会社で自分の臭いを指摘されないよう最低限のマナーとケアを心がけましょう。